2. 出願準備

大学院留学をするにあたって、事前に準備をするものがあるので、ご紹介させていただきます。どれもすぐに準備できるものではないので、留学を考えている方は、出願が始まる時期がら逆算して、準備を始める時期をお考え下さい。

1. TOEFL iBT (テスト)

アメリカへの留学をする場合、語学学校や大学への留学問わずに、このテストを受けることをどの学校も求めてくることが多いです。大学院の場合も、例外ではありません。各々の学校が応募ページに最低点数を記載しているので、その点数以上を取らなければ、出願すらできないと考えてください(出願できたとしても、受験生として認められないようです)。学部学科や学校のレベルによっても、求められる点数はバラバラです。もしも、出願したいと考えている大学院が定まっている方は、一度応募ページを確認してみましょう。目安としては、90点以上取れていると選択肢はあまり狭まりません。テスト構成としては、リーディング・リスニング・スピーキング・ライティングの4つの力が問われます。難易度は、簡単ではありません。自分自身英語は他の科目より得意だったのですが、1回目は難しすぎて手が出ませんでした。TOEFLの詳しい内容はTOEFL対策の欄で説明させていただきます。

TOEFL iBT 
構成リーディング・リスニング・スピーキング・ライティング
点数120(30/30/30/30)
試験時間約4時間〜4時間30分
受験料(基本)US$235
試験会場全国各地
試験日試験会場によるので、申し込みの際にご確認下さい
注意事項受験間隔を中12日(受験日含まない)空ける必要があります
公式サイトhttps://www.ets.org/jp/toefl

2. GRE (テスト)

アメリカの大学院に出願をする場合、こちらのテストがとても重要になってきます。アメリカの大学院への出願には、入学試験などはありませんので、テスト対策はこちらを中心に行う必要があります。こちらのテストはアメリカの現地の方も同様に、大学院進学の際に受けるテストなので、TOEFLよりもまた数段難易度が高いです(現地の方が受けるので当然といば当然かもしれません)。テスト構成としては、簡単に説明すると、英語(現地の国語)・数学・小論文(ライティング)となっています。詳しくはGRE対策の欄でお話ししますが、難しく勉強をしないと点数が取れないのは、英語と小論文です。また、コースによってはこちらの基本テスト以外に、GREの専門テストを受ける必要がある場合もあるので、必ずご確認下さい。

GRE 
構成英語・数学・小論文
点数130-170/130-170/0.0-6.0
試験時間約3時間45分
受験料US$205
試験会場東京・大阪
試験日試験会場によるので、申し込みの際にご確認下さい
注意事項試験は12ヶ月間に5回まで(前回の受験以降3週間以上を過ぎていること)
公式サイトhttps://www.ets.org/gre/

3. 履歴書

アメリカの学校へ出願する場合、ほとんどの学校がresume、つまり履歴書を求めてきます。この履歴書は、自分個人をアピールするために欠かせないものなので、とても重要な書類です。決して、学生時代のバイトの履歴書などと同じ扱いはしないでください。また、日本の就職活動で使う履歴書とも少し違うように感じます。出願するときの履歴書に、自己PRの欄で私はどういう性格かを書いたり、過去のエピソードを説明したりする必要はありません。履歴書を書くときは、分かりやすく相手が聞きたい事柄をまとめることを忘れないでください。相手は世界中からくる大変多くの履歴書を見て選ぶので、長ったらしくわかりにくい文章でできた履歴書を好むはずがありません。また、主観的な情報をObjective(目的)以外にここではあまり書く必要はありません。それ以外の情報は経験した事柄を簡潔にわかりやすく記述してください。具体的な書き方や自分が注意した点に関しては、後日改めて説明したいと思います。書き方を今すぐに知りたい方は、英語で”resume university sample”などで、検索すれば多くのサンプルを見ることができるので、ぜひそちらをご確認ください。英語のサイトを見ること自体英語に馴染むためのワンステップになるので、検索する前に読めないと諦めるのではなく是非チャレンジしてみてください。

4. Statement of Purpose (小論文)

自分自身一番苦労したと言っても過言ではないのが、このStatement of Purposeです。Statement of Purposeつまり自分の意思や考えについての小論文です。履歴書ではあまり主観的な情報を書く必要がないと言いましたが、こちらの小論文にはがっつり自分の考えを書いてください。むしろ明確に書かないといけないので、表面的な文章ではいけません。小論文に関しては、正直一人で書くのは大変難しいのではないかと思います。小論文では英語の文章を書くので、どうしてもwritingの技量を見られてしまうからです。つまり、文法のミスが目立ったり、表現の仕方が明らかに変だといくらTOEFLやGREのwritingの点数が良くても、良い印象ではないと思います。また、日本人とは論文の書き方が違うことにも大変苦労しました(何が違うのかについては話し始めるととても長くなってしまうので、後日改めて説明したいと思います)。この二点で、変な減点をくらわないためにも第三者の添削は大事だと思います。強いて言うなら、アメリカの大学や大学院を出てる方がいいと思います。なぜかと言うと、英語の先生だからと言って二点目の添削ができる訳ではないからです。決して、先生方の実力がないと言っている訳ではありません。ただ、アメリカにいる採点者の方に伝わりやすい英語の書き方ができるかはまた別の話ということです。書く内容や自分が注意した点に関しては、後日改めて説明したいと思います。

5. Personal History (小論文)

こちらの小論文に関しては、必ずしもどこの大学院でも提出する訳ではありません。しかし、一部の学校では求められる場合がありますので、もしも行きたい学校が定まっていなかったり、いくつかの学校に出願するつもりなら準備しといて悪いことはないと思います。こちらの小論文では、Personal Historyつまり出願者の過去についての小論文です。出願者がどういう人間なのかをさらに詳しく学校側にアピールするためのものです。言うならば、履歴書の際に書く必要のないと言った自己PRや過去のエピソードについて説明するものです。リーダシップや多様性などに関わるアピールできる経験をこちらには書きます。しかし、こちらの小論文に関してもStatement of Purposeと同様に第三者の添削は欠かせないと思います。こちらの小論文をmustにしている学校もあるので、自分の人生をじっくり振り返って、しっかりとした文章内容を考えてみてください

6. 成績証明書

日本の大学や大学院への出願でも多くの場合提出するので、成績証明書を提出することを忘れる人はおそらくいないでしょう。しかし、いくつか自分がアメリカの大学院へ出願するまでに知らなかった点があります。まず、自分が出願する中で気付いたのが、成績表の点数、つまりGPA(Grade Point Average)に関しても最低点を決めている大学院が多かったことです。日本の出願では、学校側がGPAの最低点を決めていることは少ないので、自分自身大変びっくりしました。この点から日本以上にGPAが出願に良くも悪くも影響力があると言えます。そして、もう一つ留学することを考えるに当たって知っておきたいのが、WESやIERFなどの信用評価機関についてです。留学についてもうすでに少し知識がある方々ならご存知かもしれませんが、信用評価機関とは海外の学校の成績をアメリカの採点基準で再評価してくれる機関です。また、日本の学校は評価が高いためか、日本人留学生の多くが再評価でGPAを上げているので、他のサイトやブログなどでも紹介されています。自分自身も再評価してもらい、3.02から3.70になったので、GPAが上がることは本当かもしれません。しかし、注意する点が一つあります。それは、必ずしも再評価されたGPAを学校側が受け取るとは限らないからです。だから、再評価されたGPAが高かくなっても、出願が厳しい大学や大学院があるということを覚えておいてください。さもないと、学校側がGPAで足切りをしているのに無駄に出願料を払うことになってしまいます。信用評価機関を使っていいかは事前に学校側にメールなどでお問い合わせしてみてください。自分の場合、半分くらいは再評価されたGPAを許可してくれました。信用評価機関の詳しい情報や申し込み方法については、後日改めて説明したいと思います。

7. 推薦文

アメリカの大学院に出願する場合、多くの場合日本の推薦入学と同様推薦文が必要になります。推薦文は学校や会社などで自分と関わっていて、出願者のあらゆる側面を保証してくれる人に書いてもらう必要があります。おそらく推薦者自体を探すこと自体は、さほど難しくはないかもしれません。しかし、英語での推薦文なので、日本語の推薦文ほど楽ではありません。なぜなら、教授や上司の方々は推薦文自体をOKしてくださっても、多くの方々が英語の推薦文を書いた経験がないので、その場合結局中身は自分で作成することになるからです。もちろん、エージェントによっては推薦文のお手伝いもしてくださるところもありますが、推薦者とのエピソードなどは自分にしか分からないのでどのエージェントに頼んだとしても、自分で中身は練らなければなりません。そのため、決して推薦文の準備を怠ってはいけません。また、学校の多くがインターネットで推薦文を提出できるようにされているので、少し推薦者の方々に時間を煩わすことを事前にお伝えしておくことをオススメします。

8. 残高証明

残高証明は提出する時期は学校によって違いますが、もし合格した場合必ず必要になります。また、学校によっては、出願時に残高証明の提出を求めてくる場合もあります。残高証明くらいなら、いつ準備しても変わらないと考えている方もいらっしゃると思いますが、その考え方はすごく危険です。なぜなら、残高証明であなたが払えると証明しないといけない額が大学院の学費一年分と現地で生活した場合に見込まれる生活費の総額だからです。多くの学校が授業料についてはホームページに載せてありますので、必ず確認しておいてください。有名な難関大学になるほど、授業料はかなり高くなります。なので、残高証明の準備はとても重要です。また、VISAを申請する際も必要になるので、多めにもらっとくことも忘れないようにしてください。